10月の日米共同訓練 演習場近くの畜産農家「1年分の牧草を確保できなくなる」 町に配慮求める

2023年09月08日 18:40更新

10月に沖縄駐留アメリカ海兵隊と陸上自衛隊の共同訓練が日出生台演習場などで行われます。

演習場近くの玖珠町の畜産農家が8日、牧草の刈り取りに影響しないよう町に申し入れました。

沖縄駐留アメリカ海兵隊と陸上自衛隊の共同訓練としては、国内最大規模となる今回の訓練。

日出生台演習場と十文字原演習場で離島防衛を想定し実弾射撃訓練などが10月14日から31日までの間に行われる予定です。

日出生台では畜産農家が演習場の敷地内で牛のエサとなる牧草を刈り取る時期にあたり、立ち入りができなけば1年分の牧草を確保できなくなるということです。

8市は玖珠町の畜産農家が配慮を求めて宿利町長に申し入れをしました。

◆日出生台牧野組合長 衛藤和秋さん

「(採草できなければ)大打撃であとは高い輸入牧草を買う状態になる」

町では演習場内に立ち入りできない場合は代替飼料の購入費を支援するなど対応を検討する方針です。

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