タイムスリップ体験!最古の映えスポット?弥生時代のテーマパークが大分にあった
大分県の空の玄関口、大分空港。
夏休みの旅行や帰省で利用したという方も多いのではないでしょうか。
そこでひと際目立つのが手荷物レーンを流れる回転寿司のオブジェ!
大分空港を利用したことのある方は一度は目にしたことあるのでは…。
なぜ回転寿司なのか?誰が荷物と一緒に寿司を流そうと言い出したのか?
その謎を探ってみました。
空港で回転寿司!いつ誰が思いついた?
今回は回転寿司のオブジェを管理する大分航空ターミナルの畠山さんにお話を伺います。
早速、大分空港の手荷物受取所へ。
手荷物レーンを回転寿司に見立てているこのオブジェ。
取材時、流れていたのは海老寿司とウニ軍艦の2種類!
――いつごろから、なぜ始めたんですか?
◆畠山さん
「平成29年の5月にスタートしました。空港事業者の会議の中の雑談から話が始まったと聞いています」
2008年に開催されたおおいた国体。それに合わせて全国からの利用者が見込まれる大分空港では、大分の豊かな海の幸を何かインパクトのある方法でPRできないかと考えていました。
その会議の雑談の中で「手荷物レーンを回転寿司に見立てるプラン」が生まれ2007年に誕生したといいます。
実は幻の寿司皿も!
取材時に流れていたのは「姫島産の車エビ」と「佐伯産のウニ」。
この2皿以外に現在は流れていない幻の寿司皿があるとのこと…
何年もの間眠っていた幻の寿司皿! 乗っているのは佐伯のエビと津久見のマグロ。
大分県の海産物をPRするために使われていましたが、不動のレギュラーメンバー「エビ」と「ウニ」がいるために何年も流していないというこの寿司皿。
ちなみに、この取材を機にこちらの皿も流し始めたとのことなので幻の皿をぜひ探してみてください。
実は1皿〇〇円!?
特注制作したというこの寿司、その重さはなんと25キロ!
普通のお寿司の約500倍の重さを誇ります。
この寿司を作るのにかかった費用を聞いてみると…
1皿25万円!
金色の皿に変えた方がいい!?とんでもなく高級な回転寿司でした。
天井にも注目!見上げるとそこには…
大分空港の手荷物受取所ではレーンの回転寿司に注目してしまいますが、天井を見上げたことはありますか?
実は、天井を見上げるとそこには数多くの魚拓が天井を覆い尽くしているんです。
佐伯市出身のデザイナーがデザインしたもので、広く県民に募集し207点もの魚拓を実寸大でプリント。
大分の豊かな海を表現したこのアートは2009年度のグッドデザイン賞も受賞しています。
さらに、魚拓の中には大分県出身の歌手・南こうせつさんの魚拓もデザインされています。
旅行や帰省で大分空港に到着した際には回転寿司だけでなく、天井にもぜひご注目ください。
(2023年8月19日放送「サタデーパレット」より)