7月1日土曜日にかけて「警報級の大雨」のおそれ 土砂災害や低い土地の浸水などに警戒を 

2023年06月29日 18:40更新

梅雨前線などの影響で大分県内では、7月1日にかけて警報級の大雨となるおそれがあります。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水などに警戒するよう呼びかけています。

◆気象庁 予報課 立原秀一さん
「大雨が予想されるので大雨に対する危機感、警戒感をぜひ高めてもらいたい」

気象庁によりますと、県内を含む九州北部地方は7月1日にかけて雷を伴った警報級の大雨となる可能性が高くなっています。

30日午後6時までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで西部で200ミリ、北部で150ミリなどと予想されています。

また、その後の24時間では西部、北部、中部で100ミリから200ミリなどと予想されています。

線状降水帯の発生予想については現時点では言及できないということです。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼び掛けています。


 

【気象予報士解説】

 

大分県内では30日以降しばらくの間、大雨になりやすい気象状況が続きそうです。

29日夜9時からの雨雲の予想です。
県内ではすでに雨が降っている所もありますが、このあと西部の山沿いを中心に雨雲が発達しやすい状況が続きます。

30日の日中は一層活発な雨雲がかかる恐れがあり、局地的には多いところで1時間に60ミリの非常に激しい雷雨となりそうです。

さらに7月1日土曜日の早朝にかけても活発な雨雲がかかりそうです。
土曜日の日中には一旦雨雲は南のほうに抜けていく予想ですが、梅雨前線の予想を見ると来週は再び北上し、活発な雨雲が県内にかかりやすくなります。

来週にかけても大雨の恐れがありますので、しばらくは雨の降り方に十分な警戒をしてください。

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