“大分の夏だより” 「豊後高田のほおずき」「新作浴衣が店頭に」「日田杉のうちわ」  

2023年06月22日 18:40更新

6月21日は1年の中で昼の時間が最も長くなる「夏至」でした。
22日も各地で気温が上がり、夏本番が近づいています。
大分県内の夏の便りを取材しました。



豊後高田市にあるホオズキ農家です。

東京・浅草の「ほおずき市」に出荷するのを前に、実は鮮やかな橙色に染まっています。

ことしは天候に恵まれたことから大きく良い出来に育っているということです。

◆ホオズキ農家 大塚敏幸さん
「ぜひ大分県の方々も、ホオズキを今の季節の花として使ってもらいたい」

JAおおいたによりますと、豊後高田市はホオズキの生産量が全国1位だということです。

大塚さんの農園ではこれから8月頃にかけて出荷の最盛期を迎え、約6万本を県の内外に出荷する見込みです。

◆TOS田辺智彦キャスター
「本格的な夏に向けて大分市内の呉服店では、この夏の新作など様々な浴衣が並んでいます」

大分市の商業施設の中にある呉服店では、今週から店頭に浴衣が並び始めました。

ことしは、発色を抑えたいわゆる「くすみカラー」が注目されているそうです。

くすみカラーを際立たせるため、浴衣の柄は落ち着いたシンプルなものがお薦めだということです。

◆きもの鈴乃屋 葛城慶太店長
「ことしはコロナの規制もなくなり、花火大会も行われると思いますので、清涼感のある浴衣を着てお祭りに参加してほしい」

一方、こちらの木目のうちわ、日田の夏の風物詩「日田祇園」の法被がデザインされています。

ことし、4年ぶりに集団顔見世が行われるのを盛り上げようと市内で林業を営む会社が初めて製作しました。

日田杉を法被の形に切り抜き、10種類の柄を印刷しています。

日田杉の香りを保つため真空・低温で乾燥させていて、うちわであおぐ度に爽やかな香りを楽しめるということです。

◆トライ・ウッド 嶋津久憲さん
「日田杉のPRと日田祇園自体のPRにお手伝いできればと思って(製作を始めた)」

このうちわは市内の観光案内所などで販売されています。

本格的な暑い夏はもうすぐそこです。

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