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戦前に作られた日本に数台しか確認されていないグランドピアノが20日、竹田市の一般社団法人に寄贈され、お披露目のセレモニーが行われました。
美しい音色を響かせるグランドピアノ。
1908年に創業したドイツのスタインベルク社で作られたものです。
会社は戦争の影響で倒産し製造期間も32年と短かったため、日本にはこのピアノも含め5台しか確認されていません。
この「幻のピアノ」が20日、竹田市の一般社団法人に寄贈されました。
寄贈したのは大分市に住む尾登憲治さんです。
大分市内の実家で眠ったままだったため、引き取り手を探していたということです。
◆ピアノを贈呈した尾登憲治さん
「紆余曲折があって僕が決断したわけではなくピアノがそういう風に選んだのではないかと思う。ピアノの意志だろうと思う。不思議な気持ちでいっぱい」
20日はお披露目のコンサートも行われ、その音色に観客も酔いしれていました。
◆観客
「木のしっとりとした響く音で今まで聞いてきたピアノと違うと思ってすごい時代を感じた」
このピアノは地元のオーケストラが拠点とする竹田市内の「城下町音楽交流サロンKOKORO」に設置され、市民が自由に弾けるように活用していくということです。
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