早くも「年末年始商戦」食卓を彩るクリスマスケーキやおせち トレンドや物価高騰の影響は 大分
今週は「歯と口の健康週間」です。
マスクを外す機会が増える中、口元が気になるという方も増えているようです。
歯の正しい磨き方などを取材しました。
大分市では、先日「歯と口の健康週間」に合わせたイベントが行われ、家族連れなどが歯の相談や歯磨きの指導を受けていました。
◆子ども
「毎日歯磨きする」
◆父親
「コロナが明けてから(歯医者に)行く機会も増えたし、子どもは歯が生え替わる時期なので」
取材した大分市の歯科医院では、マスクの着用が個人判断になって以降、新しい患者が増えているといいます。
◆土屋デンタルクリニック 土屋嘉都彦院長
「最近は1日2、3人程度の新しい患者がいる。かなりの増え方と思う。マスクを外すということで皆さん口に対する意識は高くなっている気がする」
院長に歯を健康に保つための歯磨きのポイントを教えてもらいました。
『2』という数字がポイントです。
◆土屋デンタルクリニック 土屋嘉都彦院長
「歯磨きのポイントのキーワードは『2』。歯ブラシを1日2回、1回2分、歯磨き粉を2センチくらい使って、歯磨きをした後は2時間飲食しないというのがポイント」
1日に長時間、歯磨きをしすぎると歯茎が下がったり高齢者の場合は歯を削ってしまう危険性があるといいます。
また…
◆土屋デンタルクリニック 土屋嘉都彦院長
「(歯ブラシを)1か所に留めて、細かくストロークする。歯と歯茎の境にしっかりあたるように45度くらいの角度を付けると、歯と歯の間や歯と歯茎の境目もしっかり磨ける」
歯ブラシを大きく動かし、歯の表面だけを磨いて磨いた気になっている人が多いということで気をつけましょう。
歯ブラシや歯磨き粉選びも重要です。
◆土屋デンタルクリニック 土屋嘉都彦院長
「例えば、この歯ブラシは全体が大きいけど先端が細くなっていて奥に届きやすい。それぞれに合わせた歯ブラシを選択することが重要」
大人の歯磨き粉については、虫歯予防効果があるとされる「フッ素」の濃度が高いものがおすすめだということです。
ただ、子供については年齢に応じた濃度や使用量の判断が必要だということです。
また、うがいにもポイントが。
フッ素を口の中に留めるためうがいは1回で済ますなど、極力少ない方が良いといいます。
◆土屋デンタルクリニック 土屋嘉都彦院長
「せっかく(歯磨き粉を)2センチ使っても、うがいをすぐしたり、多くうがいをするとフッ素を洗い流してしまう」
自分の歯を長く健康に保つためにも正しく歯を磨いたり、定期的に歯科検診を受けるなど日頃から気にかけることが大切です。