「この地に住んで良かったと言われることが最大の目標」九重町長選 現職の日野氏が3期目の当選 大分
20年ぶりに大分県の新たなリーダーが決まる県知事選は無所属・新人で前大分市長の佐藤樹一郎氏が当選確実としました。
今回の知事選は、5期務めた広瀬勝貞知事の任期満了に伴うものです。
新人2人の一騎打ちで新たなリーダーが決まる選挙として注目を集めました。
佐藤氏は、経産省出身で「広瀬県政の継承・発展」を掲げたほか、大分市長を2期務めた経験を生かし国や市町村と連携した県政運営を目指すと訴えていました。
自民党と公明党県本部からの推薦に加え、全ての市町村に後援会支部を立ち上げた組織戦を展開しました。
TOSの取材や、読売新聞と共同で実施した出口調査の結果、無所属・新人で前大分市長の佐藤樹一郎氏が初めての当選確実を決めています。
報道各社の当選確実の一報を受け、佐藤氏は「しっかり仕事をしてくださいという民意を示していただいたというふうに考えております」と話しました。
また、佐藤氏は報道各社のインタビューに応じました。
ーーまず何から取り組みますか
ーー佐藤氏
「人口減少対策。18市町村が工夫をしながら、例えば医療費を無料にするとか、給食費の問題だとか。賃上げの環境が進展していくということが大変重要だというふうに思います。そのような環境作りを、経営者や労働者の皆さんと一緒になって、取り組んでいくということも重要」
ーー広瀬県政の継承・発展については。
ーー佐藤氏
「子供子育て日本一、健康長寿日本一、大変重要な課題だと思います。そのような課題について、やはり今までの取り組みを継続して、さらに大きく、さらに進化していけば。県職員と議論しながら発展させていきたい」
ーー20年ぶりの新知事誕生。改めて抱負を。
ーー佐藤氏
「大分県は多様な歴史と文化そしてどの地域も大変美しい自然を持った地域。18市町村の首長や、地域の皆様、様々な課題について、それを実現するためには、国の力が必要であります。国、県、市町村、18市町村一緒になって取り組みをさせていただきたいと考えております。」