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郷土料理の「やせうま」をアレンジした商品を製造・販売する大分県大分市の老舗和菓子店が、もっと日常的に商品に親しんでもらおうと、新たな取り組みを始めています。
地元のシェフとのコラボレーションです。
大分市にある「やせうま本舗 田口菓子舗」。
やせうまを一口サイズの和菓子にアレンジした商品を製造し、主に観光客向けの土産物として販売してきました。
しかし、コロナ禍で売り上げが前の年の1割しかなかった月もあったといいます。
こうした状況を受けて始めたのが…。
◆やせうま本舗 田口菓子舗 田口永依子専務
「日常的に食べて欲しいという思いをどういう風にすれば形にできるかなと思い、シェフに協力をお願いしました」
地元の3店舗のシェフとタッグを組み、やせうまを使ったスイーツを考えました。
こちらのフランス料理店では、3月末までコース料理のデザートとして2種類を提供しています。
こだわったのは、食感ときな粉の香りを残すこと。
◆トモクローバー 大久保智尚さん
「油で揚げてみようか、もうちょっと高温でやってみようかというのを試行錯誤して見つけた食感の対比」
もちもちのやせうまを伸ばし、オーブンで半日乾燥させたものを揚げることでサクサクの食感にすることに成功しました。
◆TOS御手洗慶子キャスター
「やせうまのカリカリ。そしてもちもち、サクサク。本当に食べていてとっても楽しい、そして美味しいデザートです」
今回考えたやせうまスイーツは家庭でも作ってもらえるよう、やせうま本舗のSNSでレシピを公開しています。
◆やせうま本舗 田口菓子舗 田口永依子専務
「豊後銘菓やせうま、そしてきな粉の魅力、可能性が無限大だなと実感しました。各家庭で色んな組み合わせを試してもらって、色んな方法で食べてもらえたら嬉しいと思います」
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