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憧れの土俵
大分県中津市の東九州龍谷高校に11月、相撲場が完成しました。
これまでは教室で稽古に励んでいた部員たち、憧れの土俵を踏みしめながら高みを目指しています。
当たり前の光景 実は
土俵上で激しくぶつかり合う生徒たち。
東九州龍谷高校、相撲部です。現在は男女合わせて12人が稽古に汗を流しています。
相撲部であれば当たり前に見える光景ですが…
土俵が完成
ーー生徒
「やっぱり砂の土というか土俵の方が良い」
この土俵、実は11月に入って完成したばかりなんです。
これまでの稽古場は教室
2010年の創部以降、稽古場は床に土俵を示すテープを貼った教室でした。土の上と感覚が異なる上、俵も無く土俵際の練習もできませんでした。
前向きな稽古を重ね相撲場を新設
ーー東九州龍谷高校 相撲部 右田英五郎主将(2年)
「練習する土俵がコンクリートで滑りにくくて皆テーピングを巻いてしていた」
それでも前向きに稽古を重ねてきた部員たち。
ことしの県高校総体で男子が団体準優勝。さらに10月の県の新人戦では創部以来、初の団体優勝を果たし、全国高校相撲選抜大会の出場権を手にしました。
厳しい環境でも腕を磨いてきた東龍相撲部。
今年度は県スポーツ協会の強化指定を受けるまでになり11月、相撲場が新設されました。
待望の土俵
プレハブ造りの中央には念願の土俵が。
さらに突っ張り稽古ができる「鉄砲柱」も備えられています。
ーー部員
「本当に東龍相撲部の目標とした相撲場ができて本当にうれしい」
憧れの土の土俵を踏みしめながら連日、稽古に励む部員たち。
相撲場には活気あふれる声が響いています。
ーー部員
「めちゃくちゃうれしい。教室とは違ってどんどん失敗を恐れずできるようになっている」
ーー右田英五郎主将
「足の感覚が違う。モチベーションが上がってみんな前より雰囲気良くやれている」
東龍相撲部のスローガンは「愚直一心」。
憧れの環境で心を一つに更なる高みを目指します。