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新型コロナで打撃を受けた観光需要の喚起策、全国旅行支援が始まって1か月。
大手旅行会社では予約の受け付けが停止となるほどの人気ぶりですが、実は宿泊施設についてはまだ間に合うところもあるといいます。取材しました。
1人1泊あたり最大1万1000円の補助が受けられる全国旅行支援。
先月11日のスタートから1か月となりますがこの間、観光地はかつての賑わいが戻っています。
別府市のおにやまホテルです。
9日は平日にもかかわらず全国旅行支援を利用する宿泊客が続々と訪れていました。
ーー愛知から
「地獄めぐりがしたかったので母と妹と3人できました」
ーー福岡から
「3000円分のクーポンもらってお土産を買えるのですごく得した気分になる」
こちらのホテルの今月の予約数は去年の同じ時期のおよそ2倍。コロナ禍前と比べても1.2倍ほどに増えているといいます。
ーーおにやまホテル 衛藤昭治支配人
「コロナ禍前に戻って街もホテル内もずぶん活気がある毎日を迎えているのでやりがいがあります」
人気を集める全国旅行支援。
しかし…
大手旅行サイトの全国旅行支援のページを見ると、大分県の旅割は現在、受け付けが停止されています。
県によりますと、先月中には多くの旅行会社で県内旅行分が受け付け停止に。ほとんどの都道府県でもこうした状況だといいます。
そのため、県は今月、追加で販売するためおよそ26億円の補正予算を専決処分しました。現在、旅行会社に割り当てる作業を進めていて受け付け再開は未定だということです。
しかし、宿泊施設については今の時期でも直接予約をすると全国旅行支援を利用できるところもあるんです。
予算は団体ごとに割り当てられています。宿泊施設についても個別に枠を持っていて県内でもまだ間に合うところがあるんだそうです。
ーー県観光誘致促進室 広田陽祐さん
「宿によっては直接予約をして確保できるようなケースがあるので直接宿に連絡して問い合わせてみるのも1つの手だと思う」
行楽地の活況に大きく貢献している全国旅行支援。追加販売もありますので利用をして旅行をお得に楽しみたいものです。
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