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その新型コロナの影響で過去2年、オンライン形式だった大分県別府市のAPU立命館アジア太平洋大学の学園祭が3年ぶりに通常開催されました。
コロナ禍に翻弄されながら大学生活最後の学園祭に臨んだ学生たちを取材しました。
10月30日までの2日間開催された、別府市にあるAPUの学園祭、天空祭。
新型コロナの影響で過去2年は学生のパフォーマンスのみオンラインで配信されましたが、ことしは3年ぶりとなる対面での開催です。
キャンパスには日本人学生と留学生が一緒に楽しむというAPUらしい多国籍な風景が戻ってきました。
ーー2年生
「APUってこんなに人多かったかなって思った。対面で来るのは初めてなので人多いなって思う」
ーー留学生
「楽しい。食べ物が。たくさん人います」
学生のサークルによる展示やワークショップも復活。
環境問題に取り組むこちらのサークルは、使わなくなったチラシを再利用して紙のブレスレットを作っていました。
ーーエコス 逢坂和希さん
「(来場者には)別府とか福岡から来ている人もいたので、みんなの顔が見られてうれしい」
そして学生たちが目の前の観客にパフォーマンスを披露したメインステージ。
出場した団体の1つ、和太鼓″楽″です。
本番を直前に控えたこの日、メンバーの練習にも熱が入っていました。
4年生の隆埼大成さんです。
コロナ禍が始まったのは1年生の終わりごろ。人前で演奏する機会を奪われ悔しい思いをしてきました。
ーー4年生 隆埼大成さん
「このような環境の中で出来ることって何なんだろうかってすごくずっと模索していた2年間だった」
それでも和太鼓に打ち込んできた隆埼さん。
大学生活最後の学園祭で仲間と共にステージに立てる喜びを感じていました。
ーー隆埼大成さん
「まずは本番を全力で楽しむという思いで演奏していきたい」
そして迎えた本番当日。
これまでのうっ憤を晴らすかのように力強く太鼓を打ち鳴らします。
およそ15分の演奏が終わると、会場からは大きな拍手が送られていました。
ーー隆埼大成さん
「3年ぶりに普通に開催されて、こんなにたくさんの人に見てもらえて感謝の気持ちでいっぱい」
3年ぶりに通常の形で行われたAPUの学園祭。
感染防止対策を行いながらではありますが、キャンパスには以前と同じように賑やかに楽しむ学生たちの姿がありました。
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