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コロナ禍の新たな観光需要の喚起策、全国旅行支援が11日火曜日から始まります。
開始を前に大分県内の動きはどうなのか、取材しました。
10月11日から始まる「全国旅行支援」。
GoToトラベル以来、およそ1年10か月ぶりとなる全国的な観光需要の喚起策です。
期間はことし12月下旬までで、1人1泊あたり最大で1万1000円の補助が受けられます。
大分市の旅行代理店に予約状況を尋ねると、これまでのいわゆる県民割とは明らかに動向が異なると言います。
◆斎藤充吉専務
「家族旅行などが増えているし、団体も社員旅行が増えている。沖縄、北海道が増えている」
コロナ禍となって以降、ほとんど需要のなかった遠方への団体旅行が動き始めたということです。
◆斎藤充吉専務
「12月下旬までということなので、それ以降もこの状態でいければ元(コロナ禍前の状態)に戻っていくのかなという。期待はしていますけどね」
秋の行楽シーズンに始まる今回の支援策。
県内の観光地でも、期待が高まっています。
50軒以上の店が立ち並ぶ湯布院の湯の坪街道です。
こちらの土産物店も、以前のように全国から観光客が訪れることを楽しみにしていました。
◆落合美智子さん
「コロナ前の湯布院はすごく活気づいていまして、みなさんニコニコしてこられてお買い物されて。同じようにそういった風景が戻ってくのではないかと思って楽しみにしています」
また、10月11日からは1日あたりの外国からの入国者数の上限が撤廃され、ツアー以外の個人旅行も解禁されます。
2018年にオープンした別府市のこちらのゲストハウスは元々インバウンド客をターゲットとしていました。
水際対策の緩和で、およそ2年ぶりに外国の客からの予約が入ってきたといいます。
ただこんな準備も必要に…。
◆花田潤也代表
「コロナ対策をしているんですけど、日本語表記しかないので、これを英語表記のものに変えて分かりやすいように使ってもらいたいなと思っています。コロナになってこの2年間本当に苦しんだ。これを機にたくさん別府の温泉に入りに来てもらって楽しんでもらえるように、こちらも迎える側として楽しみにしています」
一時の落ち込みからは回復したものの依然、厳しい状況にある観光業。
ウィズ・コロナが進む中、およそ1年10か月ぶりとなる全国的な旅行支援に大きな期待を寄せています。
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