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今回はおんせん県おおいたの、暑い夏にぴったりのスポットを紹介。
源泉の温度はなんと9度、竹田市の冷た~い温泉です。
“九州の屋根”のふもとで育まれた炭酸泉
九州の屋根とも言われるくじゅう連山。
そのうちの1つで、大分県由布市と竹田市にまたがるのが「黒岳」です。
そのふもと、木漏れ日が差し込む山道を進んだ先にあるのが創業63年の旅館・黒嶽荘。
こちらの名物が「炭酸泉」。
文字通り炭酸ガスを含んだ温泉です。
こちらでは、ガスの量がそれほど多くないため炭酸の泡は見えませんが、その源泉の温度はおよそ9度と非常に冷たいのが特徴です。
黒嶽荘ではこの冷た~い炭酸泉に入ることが出来るんです。
冷た~い炭酸泉で暑さを吹き飛ばす
早速、私も体験させてもらいました。
◆TOS田辺智彦キャスター
「ああぁぁぁ。冷たっ!炭酸泉ですけどシュワシュワ感は無くて、ただすごくサラッとしています。そして何より、一瞬で体が冷えます!寒い…」
暑さで火照った体も一気に冷えました。
疲労回復や、筋肉痛、冷え性などに効果が期待できるということです。
食べて涼を感じる「炭酸水そうめん」
さらにこちらの旅館では、炭酸泉のもうひとつの楽しみ方が。それが「炭酸水そうめん」です。
冷たい炭酸泉がたっぷり入った容器にそうめんが入っていて、さらに、麺を茹でるのにも、つゆにも炭酸泉を使っているんです。
◆TOS田辺智彦キャスター
「キンキンに冷えててすごくおいしいんですが、飲み込むときに舌の先にかすかにシュワっと炭酸を感じて、すごく清涼感があります」
この日、自慢の炭酸水そうめんを楽しもうと多くの家族連れなどが訪れていました、
◆子どもたちは
「麺がシュワシュワしてておいしかった」
「めっちゃシュワシュワしとってうまい」
「そうめんの味も炭酸水っぽくなってきてるんだけどおいしい」
天然サイダーも味わえる
ちなみに、この炭酸泉を使って「天然のサイダー」を作ることも出来るんです。炭酸泉を好きなだけコップに注ぎ、ひとつ10円で販売されているシロップを加えれば…大自然が育んだサイダーの出来上がりです。
◆TOS田辺智彦キャスター
「すごい。想像以上に炭酸感じます。シュワシュワしてます。天然のサイダーですよ」
炭酸泉は2リットル100円から持ち帰ることもできるので、自宅でウイスキーと割ってハイボールを楽しむのもおすすめです。
日本の名水百選「男池」
黒嶽荘を訪れたら、車で10分ほどの場所にある「男池」にも足を運んでみてください。
1日およそ2万トンの水が湧き出していて、日本の名水百選にも選ばれています。また、池の周りには遊歩道が整備されていて、ひんやりとした森の中を散策すると夏の暑さを忘れさせてくれます。
くじゅう連山のふもとに広がる豊かな自然。
冷たい炭酸泉が満喫できる旅館で浸かって、食べて、飲んで、体全体で涼を感じてみてはいかがでしょうか?