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初めて日本で夏を迎えているのが、ウクライナから避難してきた人たちです。
日本の伝統や風物詩に触れる家族の様子を取材しました。
夜空を彩る大輪の花火。
大分県別府市で31日に開かれた「べっぷ火の海まつり」です。
日本の夏の風物詩を初めて観賞していたのが、ウクライナから避難してきたストロミンさん一家です。
ことし4月、ウクライナのマリウポリから4人で避難してきたストロミンさん一家。6月からは長男・キリロくんが中学校に通い始めるなど、別府での生活にも徐々に慣れ始めています。
そして迎えた夏休み。
31日は地元の茶道教室に通う小学生が企画し、ウクライナから避難してきた人たちを招いたお茶会が開かれました。
現在、別府市に避難している人のうち16人が参加。ストロミンさん一家も全員で参加し、日本の伝統文化を体験していました。
◆母 ストロミン・スヴィトラーナさん
「おいしい。私は甘いのを食べないから(お茶の苦みが)美味しい」
◆企画した小学生は
「美味しいって言ってくれたのでとても嬉しかった」
この日、市内ではべっぷ火の海まつりが開かれていました。
新型コロナの影響で3年ぶりの開催です。
ウクライナの家族たちが訪れたのは花火が観賞できるエリア。
祭りはいよいよクライマックスです。
別府の夜空を彩る打ち上げ花火。
ストロミンさん一家にとって忘れられない1日となりました。
◆母 ストロミン・スヴィトラーナさん
「いままで見たこともないような、素晴らしい人生で初めての言葉にできないような素敵な花火だった」
ウクライナから避難してきた人たちが日本で過ごす初めての夏。
伝統文化に触れながら、思い出に残るひと時を過ごしていました。
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