急な冷え込みで電気ストーブや電気毛布の問い合わせ増 家電量販店おすすめ「エプロン型の電気毛布」とは
新型コロナ対策の緩和を受け県内の観光地もにぎわいが戻ってきていますが、直面しているのが人出不足の問題だといいます。
現状を取材しました。
コロナ禍を乗り越えにぎわいが戻ってきた観光地。
◆衛藤昭治支配人
「ことしのゴールデンウィークはコロナ禍以前並みの賑わいを感じました」
別府市のおにやまホテルでは、ことしのゴールデンウィーク期間中は予約で埋まりました。
しかし…。
◆衛藤昭治支配人
「コロナ禍以前の客まで受けられない状態。というのがどうしても人手不足です」
コロナ禍で先行きが不透明だった時期に、退職者が相次ぎました。
そのため現在は人手不足となっていて、連休中は客室の稼働率を8割ほどに抑えざるを得ませんでした。
こうした状況を受け、食事の用意が必要ない素泊まりプランを増やしたほかロビーの清掃にロボット掃除機を導入するなど工夫を凝らして営業を続けているといいます。
◆衛藤昭治支配人
「(求人)サイトにも募集をかけているが、なかなか人が集まらない状況です。夏休みは家族連れの客で賑わうことが予想されているので、それまでにスタッフを揃えてお客を待ちたいと思っています」
◆TOS柴田真里キャスター
「人手不足の影響は高速バスなどを運行するバス会社にも及んでいます」
大分市の大分バスです。
高速バスの利用者数は回復傾向で、特に京都便についてはゴールデンウィーク中はコロナ禍前の1.5倍ほどとなりました。
しかし、課題は運転手不足。
現在、約240人いますが、さらに10人以上を確保し運転手の負担を軽減したいと考えています。
それに向けて新しく採用した人に最大で30万円の支度金と10万円の引っ越し費用を支給するなど人材確保を目指しています。
◆大分バス バス事業 佐藤浩典本部長
「需要をなるべく受けきれないことがないように、皆で協力して頑張っていきたいと思います」
回復する需要をしっかりと取り込むため、観光関連の企業は人手不足の解消を急いでいます。