県内で慢性的に不足する薬剤師 マッチングで多用な働き方を

2022年03月10日 15:00更新
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薬剤師といえば、薬について幅広い知識を持つ専門家で、処方せんに基づく調剤や服薬の注意点の説明など私たちの生活に欠かせないお仕事の1つです。

 

しかし、県内には薬学部がある大学がなく、薬局では慢性的な薬剤師不足も課題となっているようです。

 

こうした中、薬剤師と薬局のマッチングに特化したサービスを展開している企業が県内にあります。

 

薬けん(ヤクケン)

 

それが薬けん(ヤクケン)です。

 

代表を務める野中さん自身、薬剤師として仕事をしながら子育てをする中で感じた課題がありました。

 

基本的に薬局には薬剤師が1人や2人という店舗が多く、子育てをしながらフルタイムで働くことが難しいという場合も多いそうです。

 

そこで、薬けんでは薬剤師と薬局をつなぐマッチングサービス「ふぁーまっち」を展開。

 

ポイントは子育てしながらでも働きやすい環境です。

 

 

まず、薬剤師は勤務日時や勤務地などの条件で、マッチできる薬局や病院を検索。

 

フルタイムで働くことができなくても、短時間勤務や少ない出勤日でも勤務できるなど自分にあった働き方が選べます。

 

そして、もう一つの特徴は〝薬剤師自身〟が自分の時給を設定できることです。経験や能力などによって自分で雇用条件を設定することができます。

 

その結果、薬局側としても人手不足解消や職員が休みやすい環境になるということで双方にメリットが生まれています。

 

このサービス、現在は大分県薬剤師会と協定を結び展開していて、今後は九州各県から全国への展開を目指しているということです。

 

 経営者の横顔

 

創業者の野中代表

 

最初は電話などで薬局や病院に直接営業して自分がスポットで働くことから始めたという野中代表。

 

徐々に周りの薬剤師のマッチングも行うようになり、アナログでの営業に限界を感じアプリの開発を決意しました。

 

「『ふぁーまっち』のサービスを通じて薬剤師さんたちの働く環境を改善していきたい」と話します。

 

 

薬けん(ヤクケン)も登場する「Yukemuri Startup Summit2022」が2022年3月11日(金)に別府ブルーバード劇場で開催されます。

 

詳細は以下のHPから

 

YUKEMURI STARTUP SUMMIT (yss.oita.jp)

 

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