大分発のAIによる顔認証技術 目指すはロボット宇宙開発

2022年03月08日 17:00更新

『顔認証システム』、最近はスマホで使っているという人も多いのではないでしょうか。

暗唱番号などが必要なく手軽に個人情報を守る事ができるので便利ですよね。

 

今回はこの顔認証システムにAIを使った分析を組み合わせ、観光や宇宙事業にと様々なサービスへの活用を目指す別府市の企業をご紹介します。

 

大分県内の事業成長を支援する「YUKEMURI NEXT. 」の第二弾です。

 

AI顔認証技術を観光に

 

 

顔認証にAIを活用

 

顔認証技術に、人工知能〝AI〟を活用するのは別府市のIoZです。

 

こちらの会社が目指しているのは、ズバリ〝ロボットの眼〟です。

 

IoZのシステムは撮影した画像データを『点の集まり』として抽出。そのデータをAIを使って分析することで、カメラが撮影した対象の高さや奥行きなどが認識できるといいます。

 

この技術を使うと、高い精度で『顔の識別』ができることが分かりました。ここからスマホアプリを使った顔認証の管理システム「FaceIndex」の開発が始まり、すでに県内外のオフィス・宿泊施設・共同温泉などに導入が始まっています。

 

別府の寿温泉での導入動画

https://www.facebook.com/FaceIndex/videos/380237290567942

 

サービスの広がり 

 

「FaceIndex」は、県内の企業と連携し、宿泊施設や観光施設で実証実験が行われています。

例えば、顔認証をドアの開閉システムと組み合わせることで無人での入館管理が可能になります。

 

 

その他にも、顔のデータを登録した人が遠隔で観光地の下見をしたり、施設の職員と会話するといった活用も可能です。さらに、実証実験では顔認証システムと『電気自動車』を連動させています。顔認証による電気自動車のレンタル予約や、エンジンの起動などができる仕組みを取り入れています。

 

また、今年4月には運転前後のアルコールチェックが義務化されますが、顔認証システムをアルコール検知器に連動させるサービスも展開するなど幅広い活用が可能です。

 

顔認証技術が宇宙へつながる

 

そして、IoZの吉田社長はこの〝ロボットの眼〟を宇宙事業に活用しようと考えています。

 

 

 

AIを活用した顔認証システムは、カメラが付いていれば機器(ロボット)を選ばず搭載できるそうです。

 

そして、このシステムを搭載すれば複数のロボットが同じ空間データを認識することができるため、相互に連携しながら作業することが可能になります。

 

実現すれば、人が作業するのが困難な月や宇宙空間でロボットの集団による大規模な開発が行えるようになります。

 

将来的には、宇宙開発の核となるシステムに大分発の技術が使われるという日が来るかもしれません。

 

 

経営者の横顔

〝ワインが取り持つ縁で大分へ〟

 

創業者の吉田社長、サラリーマン時代に信州大学のネットワーク構築に携わったそうです。

 

その時に担当した教授がワイン好き、自身もワインが好きだったことから教授のススメで長野県内のワイン醸造家と親交を持つようになりました。

 

その縁で2016年から信州大学や塩尻市などと「ワインに関わる全ての人をIT技術でつなぐ」というプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、消費者のデータを蓄積することでワインの商品開発や販売に役立てているそうです。

 

そして、この縁が宇佐市の安心院葡萄酒工房まで広がり、妻の出身地でもある大分での起業につながりました。

 

ワインとIT技術、意外な関係が取り持った縁が、大分発の新しいシステムを生みだしました。

 

 

圃場データ、ワインデータ、消費者のデータを蓄積分析し、ワインの製造・販売に活用

 

 

 

今回ご紹介したIoZも登場する 「Yukemuri Startup Summit2022」が3月11日(金)に別府ブルーバード劇場で開催されます。

 

詳細は以下のHPから

YUKEMURI STARTUP SUMMIT (yss.oita.jp)

https://yss.oita.jp/

 

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