花とおじさん V O L.12  季節のバトンを渡す

2022年02月02日 15:00更新

今週は季節がひとつ進む週。

木曜日2月3日が「節分」、そして金曜日4日は「立春」。

 

今週のスタジオのお花はまるでバトンタッチの光景のようです。

 

(生け手 小原流大分支部 竹田知美さん) 

 

「冬に花を咲かせるツバキ」から「春のあたたかさを待ち侘びていたサンシュユ」。

冬から春へのバトンタッチです。

 

 

黄色い小さな花をつけたサンシュユ。

春先、葉よりも先に花を咲かせます。

秋にはグミのような、食べられる小さな赤い実をつけます。

 

「サンシュユ」を漢字で書くと山茱萸なのですが(むずかしいですね!)

「茱萸」=グミのこと。グミの「ような」実をつけるミズキ科の植物です。

 

 

バトンタッチをする「ツバキ」と「サンシュユ」のまわりを彩るのが

ストックと4種類の形の異なるキク。

 

 

ストックは春のお花、

キクはさまざまな色や形が1年中楽しめる、まさに多様性のお花です。

 

 

今回は大輪のもの、スプレータイプ、ポンポン(球状)タイプ…など4種類を

ストックを含め白、ピンク、薄紫のグラデーションで揃えてくださいました。

 

 

バトンタッチを見守る応援団のようです。

お花は季節をつないでいきます。

 

 

さて、我が家。

玄関先のクリスマスローズのエリア。

株元に今年の子たちが出てきたタイミングで古葉をカット。

太陽がいっぱい当たるようにすっきりさせました。

 

 

クリスマスローズは細菌に弱いので、ハサミの消毒はマストです。

クリスマスローズの中でのバトンタッチですね。

 

小笠原 正典アナウンサー

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