東九州道開通10年 沿線の地域の経済波及効果は約1.6兆円 北九州~宮崎市の所要時間約4時間短縮

2026年04月30日 18:30更新

東九州自動車道に関するニュースです。北九州市と宮崎市の区間が開通して4月で10年を迎えました。

 

 

開通が及ぼした大分県内への効果や今後の課題を取材しました。

 

 

東九州の縦軸として活用されている東九州自動車道。北九州市と宮崎市との間が繋がったのは2016年の4月24日でした。

 

 

NEXCO西日本によりますと、北九州と宮崎市の所要時間はおよそ4時間短縮。

 

 

10年間の沿線の地域の経済波及効果は累計でおよそ1.6兆円に上るということです。

 

 

 

中でも大きな影響を受けたのが物流です。

 

 

◆NSU物流サービス丹生翔太 営業副部長

 

「宮崎方面に行くのに今までは7、8時間かかっていたところ4時間に短縮になって(開通前は)前日に出ていたのが当日の朝出て当日に帰ってこれるというメリットがある」

 

 

開通を追い風にしたのが宇佐市に本社があるNSU物流サービス。グループ全体の年商は開通前はおよそ40億円でしたが、東九州道の整備とともに事業を拡大させ現在は年商60億を超えているといいます。

 

 

この日は自動車部品を積み込み宇佐市内の工場を出発。東九州道を使って別府港まで運び荷台をフェリーに乗せて三重県まで届けました。

 

 

◆NSU物流サービス都甲三男社長

 

「運送会社としては時短ですね運行時間の短縮が大きい。(工場の)出発時間が17時カツカツで出るとさんふらわのフェリーの乗船が厳しい時間になる。それが製品の出荷の製造が遅れても高速を使えば30分短縮できるそういう利点がある」

 

 

 

 

 

一方、こちらは佐伯市内にある海産物の直売所。

 

 

◆鮮度壱番 山本健マネージャー

 

「東九州道が開通してからは宮崎方面からの客が特に増えた印象がある」

 

 

この日も、新鮮な海の幸を求めて県外から多くの観光客が訪れていました。

 

 

◆宮崎からの観光客

 

「宮崎から佐伯まで東九州道で。便利ですね、無料区間もあるし」

 

 

東九州道の開通で商圏が広がり店の売り上げは開通前と比べておよそ1.3倍に伸びているということです。

 

 

様々な効果が出ている一方、今後の課題について専門家は現在、着工している区間もある4車線化の早期の実現などを挙げています。

 

 

◆大銀経済経営研究所川野恭輔 業務本部長

 

「早期の4車線化やSAやPAといった休憩施設の拡充など安全性、利便性の両面からインフラの質的量的な向上を図ることが急務ではないか」

 

 

大分と福岡、そして宮崎の3県をつなげた東九州道。各方面に欠かせないインフラとして定着する中、さらなる整備が期待されます。

 

 

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