水泳とスキー”二刀流”でパラリンピック目指す中学生「両親に恩返ししたい」 国際大会にも出場 大分

2026年03月20日 19:00更新

夏と冬2つのパラリンピック出場を目指す中学生の話題です。

 

 

家族の支えを力に二刀流でパラリンピックを目指す中学生を紹介します。

 

 

練習のためプールを訪れたのは大分市に住む都甲万結さん、中学1年生です。

 

 

 

 

 

◆都甲万結さん

 

(Q今から練習だがきょうはどんな練習をしてどこを頑張りたい?)

 

「きょうはクロールがメインでキックとか、最後にバテないように考えながら練習したい」

 

 

万結さんは生まれつき左腕の肘から先がありません。そんな万結さんにスポーツの楽しさを教えたのは両親でした。

 

 

こちらは万結さんが5歳の時の映像。

 

 

父・純さんに支えられながら、左手に義手をはめた状態で逆立ちに成功します。

 

 

◆父・純さん

 

「お父さん泣きそう…。手が無い分だけほかの部分が強いのかなと。バランスもいいし走っても速いし。人並み以上は身体能力が高いのかなと思う」

 

 

水泳に出会ったのは4歳の時。

 

 

母・千絵さんと参加した親子水泳教室がきっかけでした。そこから水泳にのめり込むようになった万結さん。はじめは周りから溺れないか心配されながらの練習でしたが、高い身体能力を武器にコツをつかみ小学1年生で初めて全国大会に出場しました。

 

 

 

 

 

さらに、2025年12月にアラブ首長国連邦で開かれたアジアユースパラ競技大会に出場。

 

 

初めての国際大会でしたが、個人5種目とリレーで金メダル5個・銀メダル1個を獲得する活躍を見せました。

 

 

小さいころから優れていたというキック力を日々磨き、試合の最後までバテないスタミナも武器です。

 

 

取材したこの日も休むことなく2時間以上泳ぎ続けた万結さん。最後には50メートル9本を3セット泳ぎ自分を追い込みます。

 

 

◆都甲万結さん

 

「けっこうきつい。50メートルだったら前半は手で頑張って、後半はキックで頑張るというのを自分の中で考えている」

 

 

さらに万結さんには、もうひとつの挑戦があります。

 

 

それが…ノルディックスキーです。

 

 

◆都甲万結さん

 

「難しいけれど、足をまっすぐ動かせるように意識している」

 

 

◆父 指導

 

 

指導するのは父・純さん。

 

 

自宅の前でスキーの板に車輪がついた道具を使って親子二人三脚で練習に励みます。

 

 

◆父・純さん

 

「いいじゃん、いいじゃん」

 

「だいぶ足の使い方が上手になっている。あまり本人に言いたくないが(人として)頼もしくなっていると思う。やっていることが実ってくれればいい」

 

 

万結さんはノルディックスキーを始めてまだ1年ですが、将来性が見込まれて、パラノルディックスキーの育成選手に選ばれています。

 

 

 

 

 

国際大会でも着実に実績を積む万結さんですが、学校では仲良しの友達と女子トークで盛り上がる、ごく普通の中学1年生です。

 

 

◆万結さんの友人

 

「万結はいつも優しくて明るい人。同じクラスでも努力しているのが伝わる。自慢の友達です」

 

 

大変な練習の日々を仲間や家族に支えられて乗り越える万結さん、目指すはパラリンピックの舞台です。

 

 

◆父・純さん

 

「スポーツを通していろんな人と、いろんなものといろんな思いをつなげていけるような人・選手になってくれれば」

 

 

◆母・千絵さん

 

「毎日忙しくて大変だろうなと思うので、本人のやりたいように。あとはそれを全力で応援してあげられたら」

 

 

◆都甲万結さん

 

「お父さんはトレーニングを教えてくれて、お母さんは栄養を考えた料理を作ってくれて、2人には感謝しているので恩返しをしたい。夏と冬のパラリンピックで金メダルを取りたい」

 

 

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