大分県警 DNA鑑定の受理手続きや進捗状況の管理を厳格化へ 佐賀県警での不正問題を受けて
液体に混ぜて吸引し“ゾンビたばこ”とも呼ばれる指定薬物の「エトミデート」を国内に密輸したとして大分県警などの捜査で中国人3人が逮捕・起訴されていたことがわかりました。
密輸事件での摘発は全国で初めてです。
◆TOS山路謙成記者
「白い粉末状のこちらが押収された指定薬物。これらを液体に加工し電子タバコにして販売しようとした」
医薬品医療機器等法違反の疑いで逮捕・起訴されたのはいずれも中国国籍のワン・チュンブオ被告24歳など3人です。
九州厚生局麻薬取締部や県警によりますと3人は2025年7月、指定薬物のエトミデートを液体にして電子タバコに入れて販売する目的で密輸したということです。
いずれも容疑を認めています。
インドから成田空港に届けられた箱の中からエトミデートの粉末およそ100グラムが見つかりました。この箱の届け先が大分市内となっていたため県警などが捜査し逮捕に至ったということです。
エトミデートは麻酔薬に含まれる成分で幻覚作用などがあり、液体に混ぜて電子タバコで吸引することから「ゾンビたばこ」とも呼ばれる危険ドラッグの成分です。
国は2025年5月に製造や使用などを禁止する指定薬物に追加しています。
国内では沖縄で若者の使用が多く確認されるなど問題となっていて密輸事件での摘発は全国で初めてです。