落雷による感電死や火事相次ぐ 身を守るには? 姿勢を低く 傘やスマホを手放して 大分

2025年08月28日 18:30更新

大分県内では27日夕方、落雷が原因とみられる火事が相次いで起きました。

 

 

現在も県内全域に雷注意報が出されていて、気象台は注意を呼びかけています。

 

 

 

大気の状態が非常に不安定となった県内。

 

27日の夕方は激しい雨が降ったほか、雷も。

 

 

こうした中、落雷が原因とみられる火事が相次いで起きました。

 

 

◆TOS渡辺一平記者

 

「現場は明豊高校野球部のグラウンドのすぐ近くでした。ここから50メートルほど進んだ先にある住宅で火事が起きたということで現在、警察と消防による実況見分が行われている」

 

 

警察と消防によりますと、27日午後6時ごろ、別府市東荘園で「落雷で木から黒煙が上がっている」などと119番通報が相次ぎました。

 

 

この火事では空き家1棟が全焼しています。

 

 

周辺には明豊高校野球部のグラウンドがあり、当時は部員およそ60人が練習していましたが、雷が鳴り始めてすぐに室内練習場に避難していたため、けが人はいませんでした。

 

 

 

 

また、杵築市山香町でもほぼ同じ時間帯に「落雷で倉庫が燃えている」と119番通報がありました。

 

 

◆近くに住む人

 

「雷が落ちて停電しておかしいなと思って外に出てみたら、 家の裏手の倉庫から火が上がり始めて、そこからみるみるうちに燃え広がった」

 

 

この火事では倉庫と隣接する木造平屋建ての住宅が全焼。

 

 

住人は逃げ出して無事で、こちらもけが人はいません。

 

 

県内全域には26日から雷注意報が出されていて、気象台が注意を呼びかけています。

 

 

今月、県内では陸上自衛隊の日出生台演習場で落雷があり、隊員2人が死亡しました。

 

 

ここからは雷から身を守るための対策をお伝えします。

 

 

気象庁に聞きました。

 

 

雷の音が聞こえたら建物や車の中など安全な場所へ避難してください。

 

 

避難できそうな場所が無い場合は電柱や鉄塔など高いものから5メートル以上離れて姿勢を低くしましょう。

 

 

また次のようなものは手放すようにしてください。

 

 

「先端の尖った棒状もの」で、例えば、カサや釣り竿、ゴルフクラブなどです。

 

 

また、金属製のアクセサリー、スマートフォンなども持っていると感電する恐れがあるということです。

 

 

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