ロシアでM8.7の地震 ホーバーやフェリー欠航相次ぐ JRや空の便は通常通り 大分
30日朝、ロシアのカムチャツカ半島付近で大きな地震があり、県内にも津波注意報が発表されています。
気象庁によりますと、30日午前8時25分ごろ、ロシアのカムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8.7の地震がありました。
気象庁は太平洋沿岸の一部に津波警報を発表していて県内の沿岸部にも津波注意報を発表しています。
すでに北海道十勝港で午前10時51分に40センチの津波が観測されています。
県内の津波の到達予想時刻は、豊後水道沿岸で午後0時半、瀬戸内海沿岸で午後1時で、県内で予想される津波の高さは1メートルとなっています。
気象台は注意報が解除されるまで海に入ったり海岸に近づいたりしないよう注意を呼び掛けています。
大分市の田ノ浦ビーチでは注意報の発表を受けて当時海にいた10人ほどの人に避難を呼びかけ遊泳を禁止にしました。
海の便にも影響が出ています。
大分市と大分空港を結ぶホーバークラフトは30日の便がすべて欠航となっています。
◆客
「東京から来ていて帰るのでホーバーに乗ろうと思っています」
(記者:今運転見合わせ中です)
「じゃあ駅に行こうか」
西大分のターミナルでは社員などが対応に追われていました。
◆大分第一ホーバードライブ小田典史社長
「とりあえず全便欠航するというかたちになります」
また大分市と愛媛県を結ぶ国道九四フェリーは午前10時半の便から欠航しています。
午後については津波警報などが解除になり次第運航を再開する予定です。
大分と関西を結ぶ「さんふらわあ」は現在、欠航するかどうかも含めて検討中ということです。
その他の海の便は通常通り運航していますが県内に津波が到達する予想時刻は午後0時半から午後1時ごろとなっているため今後の運航情報に注意が必要です。