入札妨害事件 議員辞職を受け前市議所属の自民党が謝罪「会派をあげて信頼回復に努める」大分市

2025年06月02日 18:30更新

大分市の入札を巡る事件で逮捕された市議会議員が辞職したことを受け、市議会で2日議員が所属していた自民党が各会派に謝罪しました。

 

 

この事件は大分市議会議員だった山本卓矢容疑者が市の職員から予定価格を聞き出し、業者側に教えて落札させた公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕・送検されたものです。

 

 

 

県警は大分市議会に家宅捜査に入り議員と市が長年癒着していた可能性があるとして捜査を続けています。

 

 

山本容疑者は5月30日付で議員を辞職していてそれを受けて2日、大分市議会で議長や各会派の代表者が出席する会議が開かれました。

 

 

そして山本容疑者が所属していた最大会派の自民党が謝罪しました。

 

 

◆自民党 秦野恭義 団長

 

「市民の皆さんはもとより各会派の皆さんに多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを会派として深くお詫び申し上げる。今後会派をあげて信頼回復に努めてまいりたい」

 

 

山本容疑者が委員を務めていた厚生常任委員会とまちづくり推進特別委員会については当分の間1人欠員となることが話し合われ、その後行われた議会運営委員会で決定されました。

 

 

 

 

 

また、辞職による補欠選挙は欠員の数が基準に達していないため行われず、繰り上げ当選もないということです。

 

 

今後の議会運営について田島寛信議長は。

 

 

◆大分市議会 田島寛信議長

 

「山本議員が抜けたことに対し他の議員みなさんで協力しながら議会を運営していきたい」

 

 

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