父親を殺害した罪 男の裁判結審 検察側は懲役16年求刑「残忍な犯行」弁護側「突発的に起きた犯行」大分

2025年05月28日 11:50更新

大分県豊後大野市の自宅で父親を殺害した罪に問われている男の裁判員裁判は28日結審し、検察は男に対し懲役16年を求刑しました。

 

 

 

殺人の罪に問われているのは豊後大野市三重町の無職小野幸治被告56歳です。

 

 

起訴状によりますと、小野被告は2025年1月、豊後大野市の自宅で同居していた父親の千年さん当時78歳の首を包丁で突き刺すなどして殺害したとされています。

 

 

 

 

 

大分地裁で開かれた裁判員裁判は28日結審し、検察側は「手を出したことで親子関係が修復できなくなったとしても、殺害しない選択は可能だった。骨に当たって刃先が折れるほどの強い力を加えて殺害していて残忍な犯行だ」などと指摘し、懲役16年を求刑。

 

 

一方、弁護側は「『お前よりウサギの方が可愛い』と言われ、突発的に起きた犯行だ。反省の態度を示している」などとして懲役8年を求めました。

 

 

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