児童の安全を守る 「通学路」合同点検 県内危険な通学路525か所のうち8割で安全対策完了 大分

2025年05月27日 18:30更新

子供たちの安全を守るための取り組みについてお伝えします。

 

 

登下校中に子供たちが巻き込まれる事故を防ごうと、大分県大分市で通学路の点検が行われました。

 

 

 

5月19日、福岡県筑紫野市では小学生4人が巻き込まれる車の事故が発生。

 

 

子供の安全を守るためにも通学路の安全対策は重要となります。

 

 

こうした中、27日大分市では教育委員会や警察などが合同で通学路の点検を行いました。

 

 

舞鶴町の国道197号の交差点では、長浜小学校の校長が横断中の児童のそばをスピードを出して曲がる車があって危険だとして、歩車分離式の信号機への改修を要望していました。

 

 

◆大分市教育委員会 青木将悟さん

 

「事故が一件でも少なくなるように対策を講じていきたい」

 

 

合同点検は2025年8月上旬までに市内40か所で行う予定で、改修が必要だと判断されれば、道路管理者や県警が順次対応していくということです。

 

 

交通事故の恐れのある危険性の高い通学路は、県が取りまとめを行っています。

 

 

2024年3月時点で県内には525か所あり、そのうちおよそ8割の427か所で安全対策が完了しているということです。

 

 

 

 

 

危険な通学路のひとつで現在対応が進められている大分市上宗方の国道442号です。

 

 

以前の歩道は最も狭いところで幅が1mほどしかなく、人ひとり通るのがやっとでした。

 

 

そこで2014年から改良工事が始まり、歩道の幅を2mに広げたほか、通行量の多い自転車に対応するため自転車専用道路も整備しました。

 

 

工事はおよそ1700mの区間が対象で、現在までに500mほどが完了しています。

 

 

県は「危険な通学路をなくせるように1日でも早く安全対策を進めていきたい」としています。

 

 

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