大分市の指名競争入札を妨害した疑いで現職の大分市議など3人逮捕・送検 市議の男が容疑を否認 大分

2025年05月24日 19:40更新

大分県大分市が行った入札の予定価格を、業者に漏らし落札させた疑いで、現職の市議会議員など3人が逮捕・送検された事件で、議員の男が容疑を否認していることが捜査関係者への取材で新たに分かりました。

 

渡辺一平記者「大分市の指名競争入札を妨害した疑いで逮捕された容疑者の身柄が、大分地検に送られます」

 

 

この事件は公契約関係競売入札妨害の疑いで、大分市議会議員山本卓矢容疑者45歳と、大分市の造園工事業「ヒロセ」の社長広瀬幸一容疑者85歳、その娘で取締役の阿南美幸容疑者59歳が逮捕・送検されたものです。

 

 

 

警察によりますと山本容疑者は、2024年5月に大分市が行った指名競争入札において、市の職員から聞き出した秘密事項の予定価格10数件を阿南容疑者に教え、このうち2件を「ヒロセ」に落札させた疑いが持たれています。

 

 

捜査関係者への取材で、山本容疑者が容疑を否認していることが分かりました。

 

ヒロセの2人については「入札情報を聞いた」などと容疑を認めているということです。

 

 

また、広瀬容疑者が娘の阿南容疑者に予定価格を聞くよう指示していたということです。

 

 

警察は山本容疑者が他の事業についても情報を漏らしていた可能性もあるとみて、動機や経緯を調べています。

 

 

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