20代女性が689万円の詐欺被害「通信事業者・警視庁捜査二課・検事」を名乗る人物から次々と電話…大分

2025年05月21日 18:50更新

大分県中津市に住む20代の女性が、警察官を騙る人物などから689万円をだまし取られるオレオレ詐欺の被害にあったことがわかりました。

警察によりますと2025年4月上旬、女性の携帯電話にショートメールで「2時間後に携帯電話機の契約の手続きを止めます」などと通知が来たため、女性はメールに記載された電話番号に連絡をしたところ、通信事業者を名乗る人物から「あなた名義の携帯電話番号が迷惑メールに利用されている」などと説明されました。

次に、警視庁捜査第二課を名乗る男が電話に出て、その男から「大手金融機関の店長が詐欺事件を起こした。その事件では、あなたの名義で口座や携帯電話が開設されているので、あなたは容疑者だ。無実を証明するために保釈金が必要だ。検事と話をして欲しい」などと言われました。

そして、検事を名乗る女に電話で「このままでは、あなたは逮捕される。ただし、保釈金を払えば、在宅捜査にすることはできる」などと言われました。

女性は「保釈金を払わなければ逮捕される」と信じ込み、相手の指示に従い、複数回にわたって、指示された金額を指定された口座に振り込み、合計689万円をだまし取られる被害にあったということです。

警察は「警察官や検事が、電話で現金を要求したりすることは絶対にない。これは詐欺の手口なので、警察に連絡をしてほしい」と注意を呼び掛けています。

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