パラオ政府など姫島村視察 小型電気自動車に「ずっと乗っていたい」二酸化炭素を出さない製品に関心 大分

2025年05月15日 18:30更新

脱炭素技術で海外進出を目指す大分県中津市の企業の話題です。

 

 

企業が開発した製品を視察するためパラオ政府の職員などが県内を訪れています。

 

 

 

中津市のT-PLANは小型電気自動車の電力を太陽光発電で賄う設備である「青空コンセント」という製品を開発しています。

 

 

姫島村を始め国内では観光客向けのレンタカー事業などで活用されていてこの取り組みは「姫島モデル」と呼ばれています。

 

 

さらに現在は国際協力機構・JICAの支援を受けながら太平洋の島国・パラオへの事業展開を進めています。

 

 

 

このような中、14日、姫島村を訪れたのはインフラ整備を担当するパラオ政府の職員や現地で自動車整備や電気工事を行っている日本人技術者たちです。

 

 

姫島モデルの導入に向けて現地関係者の目線でアドバイスを受けるためこの日は、製品の視察や小型電気自動車の試乗会が行われました。

 

 

◆CIP・公共インフラ整備局リー・オトベットさん

 

「とてもいいよ!(車から)降りたくないね、ずっと乗っていたいよ」

 

 

島国のパラオは地球温暖化による海面上昇などの環境問題に直面していて、政府は脱炭素化に取り組んでいます。

 

 

関係者たちは二酸化炭素を一切出さないT-PLANの製品に高い関心を示していました。

 

 

 

 

◆CIP・公共インフラ整備局リー・オトベットさん

 

「パラオでの価値を認識してもらえるように私たちがプロモーションをして製品の機能を強化すれば、パラオ人に受け入れられると信じている」

 

 

◆T-PLAN 吉岡稔さん

 

「技術的な所を一緒に見てもらえて『パラオでも大丈夫』とか『パラオだとここはもうちょっと(パワー)を増した方がいいね』とかそういった話が今後出てくると思うので実際に見てもらえたのは良かった」

 

 

T-PLANは2025年8月ごろまでにパラオ国内の3か所に青空コンセントを設置する予定です。

 

 

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