砂利運搬船とヨット衝突 男性1人の死亡確認 ヨットレース参加後、戻る途中の事故か 津久見市・大分
13日午前、大分県津久見市の保戸島沖で発生したヨットと砂利運搬船の衝突事故について、大分海上保安部は行方不明者の捜索を終了したと発表しました。
当初、複数人いるとみられていたヨット側の行方不明者が目撃情報などから、海上保安部が死亡した男性1人以外に乗船者はいないと判断したためです。
衝突事故が起きたのは、津久見市の保戸島から北東およそ2キロの海上です。
大分海上保安部などによりますと、13日午前8時15分ごろ、砂利運搬船の船長から「ヨットと衝突した。ヨットは沈んだ可能性がある」などと通報がありました。
そして午前10時ごろに、海上で大分市在住の医師、山本真さん70歳が心肺停止の状態で見つかりその後、搬送先の病院で死亡が確認されました。
大分海上保安部によりますと、関係者や目撃者などからの聞き取りの結果、亡くなった山本さん以外に、ヨットの乗船者はいないと判断したということです。
一方で、大分海上保安部は砂利運搬船の船長について往来危険や業務上過失致死の疑いで捜査を進める方針です。