市長もハンドル握る タクシー不足解消へ別府市でライドシェア第3弾 アプリで24時間配車可能 大分

2025年04月28日 18:48更新

大分県別府市で第3弾となるライドシェアが始まりました。アプリを使って24時間、車を呼べる仕組みで外国人観光客へのサービス向上が期待されます。

別府市では、路線バスの廃止やコロナ禍の影響でタクシー不足が続いていて、特にインバウンド客からタクシーの予約が出来ないといった声が寄せられています。

28日から実証実験が始まった「湯けむりライドシェアGLOBAL」は、一般のドライバーが自家用車や市が用意した車を使って行います。

◆長野恭紘 別府市長

「市民の皆さんの移動手段、それから観光客の皆さん方の移動手段を確保していきたい。多くの皆さんと協力して課題の解決を図っていきたい」

ライドシェア最初の運転手を務めたのは長野市長。さっそく外国人客を乗せて出発していきました。

◆TOS梅田雄一郎

「別府駅前にやってきました。これから実際にライドシェアを利用してみたいと思います。アプリに乗る場所、そして目的地を入力すると、このようにおよそ2分から5分で車が到着すると表示されています」

ライドシェアの予約は「Uber」や「GO」という配車のアプリを使い、24時間、いつでも車を呼ぶことができます。目的地などを入力するとタクシーと同等程度の料金が表示され、それとは別に迎車料金としてプラス1000円が加算されます。こちらの男性は湯布院で本業がありますがライドシェアの運転手に応募したということです。

◆ドライバーは

「どこかにアルバイトとして勤めるとなると、そこまで時間はないので隙間で出来る仕事があるかなと思ってて」

ライドシェアのドライバーになるには事前に安全講習を受ける必要があり、28日の時点で、市の職員など65人が登録されています。

今後は、100人程度まで増やすということです。別府市では2026年3月末まで実証運行を行い、利用状況を踏まえその後の運行を検討するということです。

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