八田與一ひき逃げ事件まもなく3年 市役所に「殺人罪」への容疑変更を求める署名ブース設置 大分別府市
2022年、大分県別府市で起きた大学生2人が死傷したひき逃げ事件では、八田與一容疑者が重要指名手配されています。
依然行方がつかめない中、容疑を時効が無い「殺人罪」に変更するよう求める署名活動が23日、別府市役所で行われました。
道路交通法違反のひき逃げの疑いで重要指名手配されている八田與一容疑者28歳。
2022年6月、別府市の交差点で車で2台のバイクに追突し、運転していた男子大学生2人を死傷させたとされてます。
未解決のまま、事件発生から2025年6月で3年を迎えます。
こうした中、別府市役所では…
◆署名活動を行う別府願う会 YUKIさん
「10万人まであと7000人。いま9万3000人。集めています」
23日行われていたのは、容疑を公訴の時効が7年の道路交通法違反の「ひき逃げ」から時効の無い「殺人罪」に変更することを求める署名活動です。
これは遺族を支援する「別府願う会」のメンバーが行ったもので、市役所には署名ブースが設置されました。
今回初めてオンライン以外で署名活動を実施。
事件発生から3年を迎える6月までに10万人分の署名を集めることを目指しています。
◆署名した男性
「逃げないで出てこいと言いたい。早く捕まってほしい」
逃走を続ける八田容疑者。事件の後、複数の防犯カメラがその姿を捉えていて、着ていたTシャツなども見つかっています。
また県警には2025年3月末時点で9246件の情報が寄せられていますが、依然として手がかりはつかめていないということです。
◆別府願う会 YUKIさん
「この事件から3年経つが、市民の皆さん全国の皆さんが忘れないためにも、こういった活動は続けていきたいと思っている」
23日は188人分の署名が集まったということです。別府願う会では、5月も別府市や日出町で署名活動を行う予定です。
集まった署名は警察に手渡し、「殺人罪」への容疑変更を求めていくということです。