60代男性が約900万の詐欺被害 石川県警の刑事を名乗る男から「事件の容疑者として浮上した」大分

2025年04月09日 11:00更新

大分県大分市の60代の男性が警察官などを騙ったオレオレ詐欺の被害に遭い、およそ900万円をだまし取られていたことがわかりました。

警察によりますと、2025年2月、男性の自宅の固定電話に国の公的機関を名乗る男から連絡があり、男性の妻名義の健康保険証が「石川県内の医療機関で不正利用されている」と伝えられました。

その後、今度は石川県警の刑事を名乗る男から携帯電話やLINEに連絡があり、男性と妻が「別の事件の容疑者として浮上した」などと言われたということです。

さらにやりとりを続けたところ、「あなたの保有する口座の金が犯罪に利用されていないか調査する」として、暗号資産の送金を指示されました。

話を信じた男性は先月中旬にかけて、あわせておよそ900万円分を送金してだまし取られたということです。

警察は金を要求する電話は詐欺を疑い、相談するよう注意を呼び掛けています。

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