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危険運転致死傷罪について見直しの議論が進む中、大分県大分市で起きた時速194キロの車による死亡事故の遺族などが、28日鈴木法務大臣などに要望書を提出しました。
2021年に大分市大在の県道で起きた時速194キロの車による死亡事故では、車を運転していた男が当初は過失運転致死罪で起訴されましたがその後、検察がより罪の重い危険運転致死罪に切り替えた経緯があります。
そして2024年11月の判決公判で大分地裁は危険運転致死罪を認めました
危険運転致死傷罪は適用のハードルが高いことが指摘されていてその基準について法務省の法制審議会で今後、議論されることになっています。
こうした中、大分市の事故で弟を亡くした長文恵さんなどはきょう鈴木法務大臣と法制審議会に要望書を提出しました。
(写真:2025年2月遺族会見)
要望書では速度超過やアルコール濃度超過に数値基準を新設することなどを求めています。
◆大分の遺族 長文恵さん
「大分の事故は194キロという法定速度3倍以上でありながら危険運転が認められなかった、最初。今回この要望書で数値化されることで(裁判までの)期間が非常に短く済むのではないか。今後同じように速度超過の悪質な事故が短期間で(危険運転致死傷罪で)起訴されていく、裁判に進んでいけることが遺族にとって一番の負担軽減になる」
法務省の法制審議会は31日に1回目の部会が開かれることになっています。