不当要求防止へ 関係機関が協定書を締結 「利益構造の遮断につなげたい」大分

2025年03月07日 19:00更新

大分県中津市の公共工事で、受注した業者が恐喝被害にあう事件が起きた事などを受けて、市や経済団体などの関係機関が7日、再発防止に向けて協定書を締結しました。

不当要求の防止に関する協定書を締結したのは中津警察署や中津市、中津商工会議所など、7つの関係機関と団体です。

中津市では2月17日、市が発注した建築工事を受注した共同企業体を脅迫し、現金およそ150万円を脅し取った疑いで市内に住む男4人が逮捕・送検されています。

締結式で中津警察署の河野康成署長は、「不当な要求に屈しない強力な体制を構築して利権構造を遮断することにつなげていきたい」と話しました。

協定では、関係機関や団体に不当要求などが発生した場合に中津警察署が適切な対応を取ることなどが定められています。

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