大分県立病院 残業代の一部 総額4億円超を未払いか 労働基準監督署から是正勧告を受ける 

2024年12月05日 11:50更新

大分県立病院が、医師に対する残業代の一部を複数年にわたって支払わず、労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかりました。未払いの総額は4億円を超えるとみられます。

県立病院によりますと、医師の残業代を算出する際に、手当てとして支払われる「初任給調整手当」を算定額に含めていませんでした。2024年8月、病院側がそのことに気づき翌9月分から改めましたが、大分労働基準監督署の調査で2021年11月分から遡って支払う必要があると、11月25日に是正勧告を受けたということです。

対象は退職者を含め数百人規模に上る見通しで、総額は4億円を超えるとみられます。病院は近く医師に対し今後の対応などを説明するということです。

県立病院はTOSの取材に対し「関係する医師にご迷惑をかけ、皆様にご心配をおかけしたことをお詫びいたします」とコメントしています。

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