【速報】時速194キロ死亡事故裁判 懲役12年求刑 検察「危険運転致死罪にあたる」 大分
モアイ像といえば、南太平洋上の絶海の孤島、イースター島(チリ共和国)にある人面を模したとされる石像のこと。
モアイ像がある国立公園は世界遺産にも登録されていて、超が付くほど有名な史跡である。
そんなモアイ像が、なんと大分県にも存在するのだという。
調べてみると…たしかに、あった。
大分県にあった「野生のモアイ」
その名も、「野生のモアイ」。
Googleマップで調べてみると、大分県竹田市次倉あたりに「野生のモアイ」と本当に表示されている。
撮影スタッフは現場に向かった。
左右に木々が生い茂る山道に差しかかると、車のすぐ左側に巨大な石が現れた。
それはまさに、あのモアイ像のような巨石であった。
自然の力で作り出されていた
実はこの岩、自然に削られた形が偶然モアイ像にそっくりになったと一部の界隈で話題になっているという。
「野生のモアイ」というネーミングのおもしろさもあり、観光のついでに拝みに来る人もいるんだとか。
ちなみに、反対から見るとただの岩。
見る角度によっては、本家と比べてもまったく見劣りしない、溢れ出る「モアイ感」…。
大分県で、あの絶海の孤島にいるような気分を味わえるのだ。
しかし、これだけではない。
驚くことに、大分県にはさらにもうひとつモアイ像が存在する。
大分県に存在するもうひとつのモアイ像
大分県には、さらにモアイ像が存在する。
それが、同じく大分県竹田市の上坂田。
道路沿いにツタが絡みついた木製の鳥居があり、その奥は草木が茂っていて、昼間でも暗くてよく見えない。
この奥に、モアイが待っているという…。
洞穴の奥に
険しい山道を歩いて上り進めること、10分。
岩をくりぬいた小さな洞穴が現れた。車が2台ほど入りそうなサイズで、奥には祠が3つ並んでいる。
あたりには神秘的な空気が漂っているように感じる。
中を覗いてみると、
モア…イ?
そこには、何とも言えない表情をした、モアイのような、そうではないような…不思議な像が鎮座していた。
謎の像の正体は
洞穴の中にひっそりと佇む、モアイっぽいといえばモアイっぽい謎の像。
これは一体何なのか。地元の方に話を聞いてみた。
上坂田摩崖仏=「宮城のモアイ」?
「ここは1年に1回お祭りをしている所なんですが、地元では神明(しんめい)様と呼んでいます」と衞藤さん。
この像は、一般的に上坂田摩崖仏や上坂田摩崖神像と呼ばれ、市の史跡にも指定されているものなのだ。
この場所は古くから地元の人々にとって神社やお寺のような存在として大切にされてきた。
今は神明社(しんめいしゃ)として、神様を祭っているのだという。
しかし、この像には謎が多く…
「宮城のモアイ」は竹田市宮城地区の守り神?
上坂田摩崖仏の詳細は、衞藤さんもわからないそうだ。
お寺でいうところの仁王様の代わりなのか?
荒神(こうじん)様か?などの様々な説があるが、具体的な詳細は不明である。
天正14年に島津の大軍が岡城を襲撃し、神社仏閣を焼き払った際に資料がなくなり、それ以降何も記録されていない。
羽のように見える部分や、胴体がないことから、私たちが想像する一般的な摩崖仏とは明らかに違う出で立ち。
仏像なのか、はたまた天狗なのか、それとも隠れキリシタンの遺物なのか…?
憶測が飛び交うけれど、真相は誰にもわからないそうだが…きっと竹田市宮城地区の守り神なのであろうと衞藤さんは言う。
大分で「モアイ」を見てみよう
モアイ(?)が、大分県の竹田市に2つも存在していた。
風雨などの自然が作り出した野生のモアイ。
そして謎に包まれた摩崖仏・宮城のモアイ。
どちらもその神秘的な姿に魅了されてしまう。
大分県観光の際は、立ち寄ってみるのも良いかもしれない。
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