スーパーボランティア尾畠春夫さん(85)「勉強してみたい。人生1回だから」夜間中学入学に意欲 大分

2024年11月08日 18:50更新

児童虐待防止を呼びかけ、大分県別府市から大分市までを歩く「オレンジリボンたすきリレー」が8日行われました。

 

 

参加者の中には、「スーパーボランティア」としておなじみの尾畠春夫さんの姿もありました。

 

 

 

この取り組みは子供の虐待のない社会の実現を目指そうと、毎年行われているものです。

 

 

8日は児童福祉施設の職員などおよそ140人が児童虐待防止のシンボルカラーであるオレンジ色のTシャツに身を包み、別府市役所を出発。

 

 

県庁までの14キロを子供たちの幸せを願って歩きました。

 

 

さて、参加者の中にはこの人も…「スーパーボランティア」として知られる日出町の尾畠春夫さん85歳です。

 

 

◆尾畠春夫さん(85)

 

「世界の子供がみんな幸せになってほしい、 その気持ちで歩かせてもらっている」

 

 

そんな尾畠さん、最近うれしいニュースがあったそうです。

 

 

 

 

◆尾畠春夫さん(85)

 

「私は小学校4年までしか学校行けなかったから。だから、勉強してみたいなぁって」

 

 

県は先日、2026年春に県立の夜間中学を開校すると発表しました。

 

 

貧しかった家の事情で、小学生で農家に奉公に出された尾畠さん。

 

 

ほとんど学校に通えなかったため、夜間中学に通うことは長年の「夢」でした。

 

 

 

 

 

◆尾畠春夫さん(85)

 

「人生1回だから自分に正直に生きてやろうと思って。せいぜい生きてあと50年くらいかなと思うから(笑)気持ちはもう90%通うって決めているけど、あとはこれ(金額)次第ですね」

 

 

なお、夜間中学は無料で授業を受けることができるそうです。

 

 

御年85歳の尾畠さん。また新たな挑戦が始まりそうです。

 

 

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