「部隊の訓練がなくなると思った」銃の弾倉隠した別府駐屯地の陸上自衛隊員が懲戒免職に 大分

2024年10月18日 13:50更新

大分県の別府駐屯地に勤務する陸上自衛隊員が銃の弾倉を隠したり、同僚の私服を盗んだとして懲戒免職となりました。

この隊員は「弾倉がなくなれば、予定されていた部隊の訓練がなくなると思った」と説明したということです。

18日付けで懲戒免職となったのは陸上自衛隊・第41普通科連隊に所属する23歳の男性陸士長です。

別府駐屯地によりますと、陸士長は2022年10月、小銃の弾を装填する弾倉1つを本来の収納場所にしまわず、敷地内の倉庫に隠しました。

また、2023年1月には同僚隊員の私服など(6万5000円相当)を盗んだということです。

弾倉を隠した理由について、陸士長は「弾倉がなくなれば、予定されていた部隊の訓練がなくなると思った」と話しているということです。

なお、弾倉は毎日収納されているか確認しているということですが、当日の確認を怠ったとして、第1空挺団の28歳の男性2等陸尉が減給30分の1・1か月、第41普通科連隊の48歳の男性2等陸曹が戒告の処分を受けています。

隊員の懲戒処分を受けて陸上自衛隊別府駐屯地の第41普通科連隊・小林直基連隊長は「本事案を深く受け止めてさらなる指導につとめていく」とコメントしています。

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