高崎山でサルの個体数調査始まる 適正管理が目的 大分
警察官をかたる人物から大分県別府市に住む70代の女性が1286万円をだまし取られる被害に遭いました。女性は同様の被害を報じた報道がきっかけで被害に気付きました。
警察によりますと2024年9月19日、女性の固定電話に警察官を名乗る男から「ヤクザを逮捕したら、あなたの名前をかたって薬物を売買していた。ヤクザは薬物の売買で得た400万円をあなたの口座に振り込んだと言っている。身に覚えがないなら、そのことを証明するために紙幣番号を確認する必要がある。すべての口座から現金を引き下ろして手元に用意するように」などと電話がありました。
その後、再び固定電話で警視庁の警察官を名乗る別の男から「下ろした現金を玄関先の鉢植えのそばに置いてください」などと指示されました。
このことを信じた女性は9月27日に1286万円を自宅の鉢植えのそばに置き、だまし取られたということです。
また、女性は25日から26日にかけて別府市内の金融機関でお金を下ろしましたが、男たちから「職員から用途を聞かれた際は家のリフォームのため」と伝えるよう指示を受けていたということです。
10月8日、女性がその日の報道で同様の詐欺被害が起きているのを見て、警察署に届け出たことで被害が発覚しました。
大分県警は「警察官が現金を預かることはない。お金が絡む電話は詐欺を疑い相談してほしい」と注意を呼び掛けています。