JAが大分県警に広報車両を寄贈 交通イベントや街頭活動などに活用
南海トラフ地震臨時情報が発表される中、私たちは巨大地震にどう注意したらいいか、防災についてシリーズでお伝えします。
12日は高齢者と地域住民をともに守ろうと造られた大分県佐伯市の施設をご紹介します。
特別養護老人ホームなどを運営する佐伯市の社会福祉法人「長陽会」。
東日本大震災をきっかけに、2014年に建設したのがこちらの「防災避難施設」です。
◆TOS児玉直輝記者
「施設内にあるこちらの備蓄倉庫には350人が1週間過ごせる食糧が貯蔵されています」
350人の避難を想定しているこの施設。災害時には入居者の高齢者とともに地域住民も受け入れます。
想定される最大の津波よりも高い5階が避難スペースとなり、屋上には自家発電設備も備えています。
◆長陽会 御手洗吉生理事長
「役所の職員も被害に遭う、地域の皆さんも被害に遭う。そういう状態の中でやはり他力でということにはなりにくい。備えだけはやっておくこれが重要」
地域にあるこうした防災施設。万が一の時の頼れる存在です。