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2021年に大分県大分市で起きた時速194キロの車による死亡事故についてです。
裁判の初公判が2024年11月に開かれることになりました。
遺族は「被告の素直な気持ちを聞きたい」とコメントしています。
2021年2月、大分市大在の交差点で小柳憲さんが時速194キロの車と衝突し亡くなりました。
大分地検は車を運転していた当時19歳の男を過失運転致死罪で起訴。
しかし、地検の判断に納得ができないと遺族は署名活動を行い、2万人以上の署名を大分地検に提出。
その結果、より刑の重い危険運転致死罪に変更されました。
この事故などを契機に国で議論も
大分の事故などをきっかけに危険運転致死傷罪が適用されにくい現状が浮き彫りになり、自民党のプロジェクトチームは2023年、岸田総理に提言書を提出。
2024年2月からは法務省が警察庁の幹部や検察、裁判官などによる検討会を開き議論が進んでいます。
こうした中、大分の事故について10日、大分地裁で公判前整理手続きが開かれ初公判が11月5日に開かれることが決まりました。
遺族「被告の男はこれまで反省の態度を見せることがないまま」
時速194キロの運転は危険運転なのか、それとも不注意による過失なのか大分地裁の判断は全国的にも注目されそうです。
事故で亡くなった小柳憲さんの姉長文恵さんは「やっと期日が決まってほっとした。 被告の男はこれまで反省の態度を見せることがないままだった。裁判では被告の素直な気持ちを聞きたい」とコメントしています。