JAが大分県警に広報車両を寄贈 交通イベントや街頭活動などに活用
八田容疑者に関する情報提供は約5900件(2024年6月末)
2022年6月に大分県別府市で大学生2人が死傷したひき逃げ事件について、大分県警は逃走を続けている八田與一容疑者に関する情報提供が、2024年6月末の時点で、約5900件に上っていることを明らかにしました。
この事件は、2022年6月、大分県別府市野口原の交差点でバイクに乗っていた男子大学生2人が軽乗用車に追突され死傷したものです。
警察庁は2023年9月、現場から逃走した八田與一容疑者を全国で初めて道路交通法違反・ひき逃げの疑いで「重要指名手配」に指定。事件から2年となる2024年6月28日(事件発生は29日)には、現在の風貌を想像し描いた似顔絵6枚を公開しました。
似顔絵公開も…「情報提供が劇的に増えたということは現状はない」
こうした中、7月1日大分県警は、6月末までに5890件の情報が寄せられたと公表しました。このうち八田容疑者に「似た人を見た」などという目撃情報は5490件となっています。
寄せられた目撃情報の内訳は、大分県内が427件、県外が4555件、インターネットなどが508件となっています。
県外の目撃情報については、関東が2123件、九州が738件、近畿が678件、そのほかの地域が1016件でした。
県警が似顔絵を公開したのが6月28日で、今回の発表では似顔絵公開後3日間の情報提供数が反映されていますが、県警によりますと「情報提供が劇的に増えたということは現状はない」と話しています。
その上で、「全国で広報活動や似顔絵公開も行ったので、改めて新しい視点で見てもらい、これから情報提供が増加することに期待している」と話しています。
八田與一容疑者に関する情報の提供先は、別府警察署 0977-21-2131です。