ラグビー・九州電力キューデンヴォルテクスが大分市で合宿
3月18日に開幕する春のセンバツに向けて別府市の明豊高校が13日、甲子園に出発しました。
センバツの開幕が近づいた先週、別府市のグラウンドでは気合を入れて練習に臨む明豊ナインの姿がありました。
明豊は3年前のセンバツで県勢として54年ぶりに決勝に進出。
チーム初となる準優勝に輝きました。
現在のチームのメンバーは、その時の先輩の活躍を見て明豊に入学した世代。
優勝に向けて、思いもひとしおです。
――山内真南斗主将
「偉大な先輩方とまずは肩を並べたのでそこを追い越せるように、もうそこは優勝しかないと思う ので、絶対優勝できるように頑張りたい」
明豊のエースは野田皇志投手です。140キロ台の直球に変化球を織り交ぜて打たせてとるスタイルで、持ち味は「強気のピッチング」。
冬のトレーニングで直球の伸びも良くなりカットボールを習得したことで投球の幅も広がりました。
――野田皇志投手
「カットボール、チェンジアップを使いながら相手に球種を絞らせないようにして打ち取りたい」
「日本一だけ目指して頑張ります」
打撃の中軸を担うのは、去年の夏の甲子園にも出場した石田智能選手です。
――石田智能選手
「去年はやっぱ打てばいいっていうそれだけだったが、今年はチャンスでの1本、チームが苦しいところで1本打 ったり、試合の流れを変える一打が打てればいい」
また、今回のセンバツから、高校野球のルールが一部変更されます。
その1つが金属バットの直径が従来よりも3ミリ細くなること。反発する力を抑えて打球によるけがを防止するためですが、選手たちからはボールが飛びにくくなったとの声が聞かれます。
これまで以上に1点の重みが増す中、明豊では走塁練習にも力を入れています。
――篠川拓也部長
「帰塁の時も一緒ね」
篠川部長は去年4月に就任しました。
社会人野球で培った技術を選手へ伝えていて、この日は無駄な動きをせず、最短距離で走塁する方法を指導していました。
――山内真南斗主将
「走塁に関しても意識を上げてやってきたし、打球判断であったり、ランナーとして一歩目を良いスタートを切る 練習っていうのは常にやってきたので、そこは自信がある」
明豊は、大会2日目となる3月19日の第2試合で、福井の敦賀気比と対戦します。
4年連続11回目の出場で2015年にはセンバツで優勝した強豪です。
――山内真南斗主将
「自分たちはここまでたくさんの人に支えられてきたし、勇気や感動であったり何か を伝えられるような試合をした いと思っているので、一球一球全力で必死になって取り組みたい」
明豊高校は14日以降、甲子園球場などで練習を行い、本番に向けて調整を進めるということです。