支援学校給食死亡事故 県教委が控訴せず 見守り義務違反と死亡の因果関係認めた1審判決確定へ 

2024年03月05日 18:40更新

2016年、別府市の県立南石垣支援学校で生徒が給食をのどに詰まらせ亡くなった事故を巡る裁判について、県教委は5日、控訴しない方針を決めました。

見守り義務違反と死亡との因果関係を認めた1審判決が確定します。

この事故は、別府市の県立南石垣支援学校に通っていた重度の知的障害がある林郁香さんが2016年に学校で給食をのどに詰まらせ死亡したものです。

郁香さんの遺族が県に約3700万円の損害賠償を求めた裁判では、3月1日、大分地裁が見守り義務違反と死亡との因果関係を認め県に対し、660万円の支払いを命じる判決を言い渡していました。

5日に開かれた県教育委員会では、生徒が亡くなっていることや事故から7年以上が経っていることを踏まえ、控訴しない方針が決まりました。

これで遺族の主張を一部認めた1審判決が確定することになります。

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