高崎山でサルの個体数調査始まる 適正管理が目的 大分
福島第一原発の事故で大分県産の乾シイタケにも風評被害があったとして東京電力に損害賠償を求める申し立てを行っていた大分県椎茸農業協同組合と生産者が東京電力と和解しました。
県椎茸農協は4日、大分市で記者会見を開き、和解金はおよそ4億円だと明らかにしました。
大分市の県椎茸農協と組合員1016人は2019年に東京電力に対する損害賠償を求めて原子力損害賠償紛争解決センター(ADR)に申し立てを行っていました。
当時の申し立てによりますと、2011年に発生した福島第一原発の事故の後、東日本を中心に原木シイタケから放射性セシウムが検出。
消費者がシイタケを買い控え、大分県産乾シイタケは風評被害により、価格が落ち込んだとしていて、損害賠償の請求額はあわせておよそ26億2700万円でした。
その後、協議を続け、ことし1月におよそ4億200万円で和解に至ったということです。
なお、申し立てをした組合員は当初から50人減り、966人となっています。