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南海トラフ巨大地震に関連のあるわずかな地盤の変化を観測する「ひずみ計」が19日、九州で初めて大分県佐伯市に設置されました。
ひずみ計が設置されたのは佐伯市蒲江の旧猪串小学校の敷地です。
18日は国の研究機関、産業技術総合研究所がひずみ計を地下約550メートルの場所に設置しました。
九州での設置は初めてとなります。
ひずみ計はプレートの境界付近で起こる「スロースリップ」と呼ばれるわずかな地盤の動きを観測でき、南海トラフ巨大地震に備えるための観測強化に繋がるということです。
◆産業技術総合研究所 板場智史・主任研究員
「四国西部、豊後水道から日向灘にかけて起こるスロース リップと呼ばれるものをどういった場所でどのくらいの規模で発生しているか把握することが期待されている」
気象庁が観測に利用しているひずみ計は静岡県から四国にかけて39か所に設置されていて、佐伯市のデータも今後活用されるということです。