県立高校の「教育相談だより」にイラスト無断使用 県教委がイラスト管理会社に損害賠償 大分

2024年02月16日 20:00更新

大分県別府市の県立高校が、著作権のあるイラストを無断で使用していたとして、県教育委員会がイラストを管理する会社に損害賠償していたことが分かかりました。

イラストを許可なく使用していたのは、別府翔青高校です。

県教委によりますと、高校では2021年6月に生徒や保護者向けの広報物「教育相談だより」を発行し、高校のホームページにも掲載していました。

「教育相談だより」には担当の職員がインターネットで見つけたイラストを載せていましたが、去年9月にイラストを管理する会社から学校に連絡があり無断使用が発覚したということです。

学校などの教育機関では、授業や入学試験など学校教育の現場であれば、著作物を一定の範囲内で自由に利用できるということですが、今回の広報物はその範囲に含まれないものだったということです。

県教委は2月15日に、およそ2年分の使用料と賠償金としてあわせて12万5000円あまりの損害賠償金を支払っています。

再発防止策として、去年12月に著作権に関する注意喚起を通知したほか、来年度の研修に著作権に関する内容を盛り込む予定です。

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