トンネル工事現場で爆発事故 岩盤を削るための火薬が通電前に爆発 作業員1人が重傷 

2024年02月15日 18:40更新

15日未明、大分県佐伯市のトンネルの工事現場で火薬が爆発する事故があり作業員1人が重傷です。

◆TOS山路謙成記者

「事故があったトンネルの工事現場です。ここはトンネルの入り口ですが、ここからおよそ390m進んだところで爆発事故が起きた」

事故があったのは佐伯市狩生の国道217号で新設工事中の西幡トンネルです。

警察によりますと15日午前0時ごろ、固い岩盤を削るための火薬が点火前に爆発し現場にいた宮崎県日向市の50歳の男性作業員が足に大けがをしました。命に別条はないということです。

こちらは掘削工事で行われる「発破」という作業の様子です。

ドリルで開けた穴に火薬を入れて電気で点火し岩盤を爆発させます。

今回はセットした火薬が電気を通す前に爆発したということです。

工事は県が発注し、おととし12月から進められていました。

爆発当時は複数人で作業していたということです。

◆県佐伯土木事務所 小野克也所長

「発注者として重く受け止めている。しっかりと原因の究明を行い再発防止につなげていきたいと考えている」

警察が爆発の原因などを詳しく調べています。

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