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別府市の別府駅前の一等地に17日、全国チェーンの「ドーミーイン」が手掛けるホテルがオープンしました。
コロナ禍が明けインバウンドへの期待が高まる大分県内の状況を取材しました。
ーーTOS鹿島佑里記者
「別府の玄関口、別府駅から歩いてすぐのところに和をコンセプトにしたホテルがオープンした」
JR別府駅前に17日、オープンした「御宿野乃 別府」です。
全国にビジネスホテルを展開する「ドーミーイン」が手掛ける高級感を打ち出したホテルで、九州では初進出だということです。
場所は近鉄百貨店の跡地です。
1994年に百貨店が撤退してから長年、活用法が懸案となり、おととしホテルの建設計画が明らかになっていました。
ーー御宿野乃 別府 冨澤孝夫総支配人
「別府は特に世界的にも人気のある地域なので出店した」
ホテルは和を基調とした13階建てで269室あります。
最上階には別府湾を一望できる大浴場と7つの貸切風呂が。
亀川温泉や浜脇温泉といった別府を代表する温泉地「別府八湯」をモチーフにしたということです。
ーー御宿野乃 別府 冨澤総支配人
「近隣の国で言えば韓国からの客が非常に多く、すでに予約もいただいている」
館内にはハングルや中国語といった外国語の案内があるほか、外国語を話せるスタッフを採用。
好立地や和風の雰囲気も売りにインバウンド客にアピールしたい考えです。
カートに積み込まれる大量のゴルフバック。
全て韓国人観光客のものだそうです。
大分県国東市内のゴルフ場「パシフィックブルーカントリークラブ」です。
大分空港から車で30分ほどのところにあり、ことし6月に大分と韓国を結ぶ定期便が就航して以来、韓国人の利用が急増したといいます。
現在、予約が入っている98%が韓国人客で、連日約200人が訪れているということです。
ーー韓国人
「飛行機から降りて、すごく期待してきているので、ここから数日間、幸せな日になると思う」
食事の案内などもハングルで書かれているほか従業員の多くが韓国語を話すことができ、対応を強化していますが忙しすぎるという悩みもあるようです。
韓国をはじめインバウンド客の取り込みや対応にコロナ禍前以上の勢いも見られています。
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